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インプラントは鮮度が命
2014年06月02日
インプラントはできたてが最も良い状態というのはご存知でしょうか?
焼きたてのパンはおいしいとか、とれたての魚は新鮮、みたいな感じですが、イメージとしてはまさにそのような感じです。
インプラントはチタンという金属でできていて、加工された直後は水分とひじょうに良くなじむ“超親水性”という性質を持っています。
しかし、時間の経過とともに水をはじく“疎水性”へと変化してしまいます。
これは、チタン表面に大気中の炭素化合物が付着することによって起こる変化であることがわかっています。
どんなに厳重にパッケージングされていても空気に触れている限りこの変化を避けることはできません。
ストローマン社製のSLActive®という新しいインプラントは、保存溶液に入れることでこの問題を解決しました。
インプラント埋入手術時にも製造直後と同じ超親水性を保つことができるようになり、術後の治癒期間が短縮されることになります。
日曜日に、この新しいインプラントの発表会を兼ねたセミナーに参加してきました。
実際の症例報告もあり、今後のインプラント治療に大きく期待できる内容でした。
原井デンタルオフィスでも積極的に取り入れていこうと思います。
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