口内における歯周病
歯周病は段階的に進行していき、特に初期を歯肉炎といいます。主な症状は…
●歯と歯肉の間に白いプラークが確認できる
●歯肉の縁が腫れ、触るとブヨブヨする
●歯磨きをすると血が出る
これらはあくまでも歯肉の表面部分で起こる炎症によるものなので、この段階でなら元の状態に戻すことができます。が、症状が進んでしまうと… ●歯と歯肉に大量のプラークが付着する
●歯ぐきの腫れがひどくなり、出血の頻度も多くなる
●歯肉が赤くなり、歯が左右にぐらつき始める
さらに重度になると… ●歯の土台となる骨がほとんど溶け、歯が前後にもぐらつくようになる
●歯肉が赤紫に変色し、血や膿が頻繁に出る
●物を噛むと激しい痛みを伴う
一度失われてしまったものが完全に元通りになることはありません。歯周病は自覚症状がほとんどない病気で、気づいた時には手遅れ…という場合も多いですから、予防こそがもっとも大切なのです。