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2014日本抗加齢医学会 in 大阪
2014年06月24日
今年も日本抗加齢医学会総会へ行ってきました。
会場は大阪国際会議場。
この2週間前には歯周病学会で岐阜の長良川国際会議場へ行きましたが、全国には以外とたくさん“国際会議場”があるようです。
(ちなみに、来年の開催予定地は“福岡国際会議場”です。)
大阪駅に到着した時、「本日、嵐のコンサートがある京セラドームへは、、、」みたいな案内の構内アナウンスが流れていてちょっとびっくり。
これは人気グループの嵐だったから?
久しぶりの大阪でしたが、相変わらず活気を感じました。
学会の方は今回もとても興味深い研究発表や講演、シンポジウムがありました。
私が注目したのは、「消化管からアンチエイジングを考える」というシンポジウムです。
このシンポジウムでは、NASH(非アルコール性肝炎)という病気の進行には腸内細菌が深く関わっていること、さらに歯周病菌も関与しているとの指摘もありました。
私も昨年9月のブログで腸内細菌検査についてお知らせしたことがありますが、最近“腸内細菌の全身への影響”ということに対する注目度が高くなっているように思います。ちょうど先月、歯周病菌が腸内細菌叢を変化させることによって全身の様々な組織に炎症を起こすという研究結果も発表されています。
http://www.nature.com/srep/2014/140506/srep04828/full/srep04828.html
口も腸もひとつながりですから、そこにいる細菌がお互いに影響し合っていることはなんとなく想像できますが、今まさに新たな医学的根拠が示されつつあります。
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