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日本口腔検査学会誌論文
2017年07月15日
日本口腔検査学会誌論文
私も共同研究者として携わった論文が日本口腔検査学会誌に掲載されました。
(日本口腔検査学会雑誌 第 9 巻 第 1 号: 3 – 9 , 2017)
「重度歯周炎患者のスクリーニングを目的とした喫煙歴の有無を加味した歯周病原細菌関連検査の有用性に関する検討 」というタイトルです。
第一著者は医療法人こうの歯科医院の河野寛二先生、私はいつものようにデータ解析担当です。
この研究では、ポルフィロモナス・ジンジバリスとトレポネーマ・デンティコーラという2種類の歯周病菌と喫煙歴を合わせて診る検査方法が重度歯周病のスクリーニングに有用である、という結果になりました。
歯周病は放置するとほとんど自覚症状のないまま進行してしまう怖い病気です。それだけに、病状に無自覚な方をいかに効率よく確実にスクリーニングして治療へ導けるかという問題はとても重要です。
この論文はそのような課題を解決するための一つの方向性を示すことができたと思います。
日本口腔検査学会ホームページ
http://www.jsedp.jp