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2013抗加齢歯科医学研究会

2013年09月24日

昨日、日本抗加齢医学会の分科会の一つである「抗加齢歯科医学研究会」に参加してきました。

先週から続いた学会と講習会参加の波はこれでやっと一段落です。

眼抗加齢医学研究会に始まり、統計講習会、日本歯周病学会、そして抗加齢歯科医学研究会と、

本当に内容の濃い一週間でした。



さて、抗加齢歯科医学研究会ですが、そのプログラムはバラエティに富んでおり、

解剖学のような基礎分野から、臨床分野ではインプラントの最前線、さらには医療コミュニケーションなど、

どれも興味深く聞くことができました。



その中でも特に注目したのは、免疫についての講演です。

免疫細胞の70%が腸管にあり、近年の研究から腸管は免疫を考える上で

重要な器官であることがわかってきました。

そして腸管を語る上で欠かせないのが腸内細菌。

腸内細菌は体の様々な細胞とかかわり合ってその環境を維持するのに役立っていて、

その刺激がないとメタボリックシンドロームになるという可能性も指摘されているそうです。

2010年にサイエンスという権威のある科学雑誌に論文が掲載されました。



大切なのは腸内細菌のバランスです。

悪玉菌が増えることによって免疫系への悪影響が懸念されます。

ヨーグルトや他の発酵食品を摂取することによって細菌叢を改善させることも考えられますが、

そもそも自分の腸内細菌がどういう状態なのかを知る必要があります。



今では簡単に腸内細菌を調べることが可能になりました。

実は、当医院でもつい先日この検査システムを取り入れました。



なぜ歯科で腸内細菌検査か?

歯周病治療をしていると、免疫機能に問題があることが疑われるケースに遭遇することがたまにあります。

そのような生体の内的要因に関しては、正直なところアプローチが難しく、

手をこまねいているしかありませんでした。

しかし、腸内細菌叢の改善が免疫能改善につながる可能性が少しでもあるのであれば、

歯周病の診断、治療の一助として一考の余地があると考えました。

もちろんそれで全てが解決するわけではありませんが、

腸内細菌叢を通して少しでも歯周病のバックグラウンドを改善しようという狙いです。



これまでおこなってきた口腔内の歯周病細菌検査や、その感染度を見る血清抗体価検査などに加え、

病態によっては腸内細菌叢もチェックすることで、より広い視点から歯周病にアプローチできる可能性があると思われます。

[世田谷区三軒茶屋の歯医者なら『原井デンタルオフィス』]

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