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アキレス腱強化
2013年10月19日
先日、スポーツトレーナーの方に、日常的な運動についての指導を受ける機会がありました。
実は、私は3年前に左アキレス腱を切ってから、どうしても無意識に左足をかばうようになっていました。
それ以来、体の左右のバランスがおかしく、
たまに負傷した方と反対側のアキレス腱やふくらはぎが痛くなることがありました。
このままだと今度は右のアキレス腱を痛めてしまうのではないかと危機感を持ち、
専門家のアドバイスを受けようと思いました。
今までは、ストレッチでアキレス腱周囲の筋肉をほぐすことが第一だとばかり思っていましたが、
日頃あまり運動していない場合には、逆に筋肉を使って動かしてやることの方が必要と指摘されました。
つまり、ストレッチが必要なほど運動していません、ということです。
アキレス腱自体は鍛えることが困難ですので、
周囲の筋肉を強化し、加えて柔軟性をつけることでアキレス腱損傷の予防を図ろうということになりました。
つま先を階段のようなステップにのせて体重をかけ、ふくらはぎからアキレス腱にかけての部分をできるだけ伸ばすようにします。
次につま先立ちになるまで体を持ち上げます。
この運動を繰り返します。
10回も行うとつらくなってきました。
運動不足を痛感します。
他にも簡単にできるアキレス腱周囲の筋肉強化運動をいくつか教えてもらいました。
そのトレーナーのお話です。
「例えば、骨盤が歪んでいるからそれをまっすぐに治しましょう、というように体のパーツだけ見ていても意味がありません。
他のどこかにも問題があって、その歪みがあることで逆に全体としてバランスを取っているかもしれないのです。
ゆがんでいるように見える一部分だけを修正しようとすると、他の部分に予想外の影響を与えて新たなトラブルになる可能性があります。」
とても面白いと思いました。
以前、このブログの「眼抗加齢医学研究会」のところで、
「人の体はパーツ毎に独立して機能しているわけではありません。」
ということを書きましたが、専門は違っても同じことを考えているのですね。
私は、特に噛み合わせを診る時などに、このことを意識します。
どう見ても顎の位置がズレている、噛み合わせがおかしい、と思っても、
当の本人が全く気にせず何も問題無く日常生活をおくっている、ということがあります。
もちろん、自覚症状が出る前に処置が必要な場合も多くありますが、時には診断が難しく、
噛み合わせを修正すべきかどうかひじょうに悩むということもあります。
全身のバランスを診るということは簡単なことではありません。
ところで、
今回指導していただいたスポーツトレーナーの方は、
トップアスリートのサポートも担当しており、
昨年のロンドンオリンピックにもサポートメンバーとして参加されています。
解剖学から栄養学に至るまで豊富な知識と経験に裏打ちされた運動理論はとてもわかりやすくて説得力があり、
私も診療においてはそのような説明を心がけたいと思わされるほどでした。
問題は、運動を続けるという私のモチベーションです。
やはり、「継続は力なり」ですものね。
最後に念のため、東京オリンピック出場は目指していません。
実は、私は3年前に左アキレス腱を切ってから、どうしても無意識に左足をかばうようになっていました。
それ以来、体の左右のバランスがおかしく、
たまに負傷した方と反対側のアキレス腱やふくらはぎが痛くなることがありました。
このままだと今度は右のアキレス腱を痛めてしまうのではないかと危機感を持ち、
専門家のアドバイスを受けようと思いました。
今までは、ストレッチでアキレス腱周囲の筋肉をほぐすことが第一だとばかり思っていましたが、
日頃あまり運動していない場合には、逆に筋肉を使って動かしてやることの方が必要と指摘されました。
つまり、ストレッチが必要なほど運動していません、ということです。
アキレス腱自体は鍛えることが困難ですので、
周囲の筋肉を強化し、加えて柔軟性をつけることでアキレス腱損傷の予防を図ろうということになりました。
つま先を階段のようなステップにのせて体重をかけ、ふくらはぎからアキレス腱にかけての部分をできるだけ伸ばすようにします。
次につま先立ちになるまで体を持ち上げます。
この運動を繰り返します。
10回も行うとつらくなってきました。
運動不足を痛感します。
他にも簡単にできるアキレス腱周囲の筋肉強化運動をいくつか教えてもらいました。
そのトレーナーのお話です。
「例えば、骨盤が歪んでいるからそれをまっすぐに治しましょう、というように体のパーツだけ見ていても意味がありません。
他のどこかにも問題があって、その歪みがあることで逆に全体としてバランスを取っているかもしれないのです。
ゆがんでいるように見える一部分だけを修正しようとすると、他の部分に予想外の影響を与えて新たなトラブルになる可能性があります。」
とても面白いと思いました。
以前、このブログの「眼抗加齢医学研究会」のところで、
「人の体はパーツ毎に独立して機能しているわけではありません。」
ということを書きましたが、専門は違っても同じことを考えているのですね。
私は、特に噛み合わせを診る時などに、このことを意識します。
どう見ても顎の位置がズレている、噛み合わせがおかしい、と思っても、
当の本人が全く気にせず何も問題無く日常生活をおくっている、ということがあります。
もちろん、自覚症状が出る前に処置が必要な場合も多くありますが、時には診断が難しく、
噛み合わせを修正すべきかどうかひじょうに悩むということもあります。
全身のバランスを診るということは簡単なことではありません。
ところで、
今回指導していただいたスポーツトレーナーの方は、
トップアスリートのサポートも担当しており、
昨年のロンドンオリンピックにもサポートメンバーとして参加されています。
解剖学から栄養学に至るまで豊富な知識と経験に裏打ちされた運動理論はとてもわかりやすくて説得力があり、
私も診療においてはそのような説明を心がけたいと思わされるほどでした。
問題は、運動を続けるという私のモチベーションです。
やはり、「継続は力なり」ですものね。
最後に念のため、東京オリンピック出場は目指していません。
[世田谷区三軒茶屋の歯医者なら『原井デンタルオフィス』]